トマスワンニャン:富増章成

歴史と思想をくっつけるとちょっと便利

イギリス功利主義とか

Oくん

早慶オープンの直前は、何をするという対策はありません。

とりあえず受けてみて、偏差値を確認しましょう。

早稲田と慶応の傾向は違うので、論述が必要ないのに論述で点が取れなかったり、早稲田の問題は正誤問題が難しいですが、慶応の正誤問題はそうでもないとか、いろいろあります。

大正までしか終わっていない場合は、昭和から令和までのところはできないと思うので、これからやりましょう。

 

模試が終わったら、また、赤本にもどって、自分の受ける大学・学部を解きましょう(解けなかったらすぐに答えを見る)。

模試とはちょっと違うことがわかります。

 

たとえば、自分が早稲田の文学部を狙っているのに、模試で、慶応型のグラフ問題が出たりしたらやりにくいかもしれません。

まあ、模試は、どの模試も同じなのですが、

いろんな学部の混合型なので難しいかもしれません。

マイペースで今まで通りやりましょう。

 

「あかね噺」はすごいですね。ジャンプですよね。

 

Fくん

そうなんですよね。

赤本(過去問)を見ると、具体的な出題の仕方がわかるから、かえって安心できます。

 

赤本を見ないと想像だけふくらんで

「覚えることが多くて間に合わない」

とか妄想状態になります。

 

赤本を見ると、びっくりするけど現実を受け入れることができます。

あとは、教科書を中心にやれば、絶対に当たるので(教科書から出るから)、文脈の理解を深めていきましょう。

 

Aくん

赤本は、すぐにやりましょう。

やり方は、このあたりに書いてあります。

青学の過去問とかいろいろ。

rekinet.hateblo.jp


Iさん

天賦人権思想は、すべて人間は生まれながらに自由かつ平等で、幸福を追求する権利をもつという思想です。

これは、イギリス、フランスで説かれています。

 

イギリスは功利主義です。ベンサム「最大多数の最大幸福」とミルです。

ミルは『自由之理』(自由論)

この自由は国家の権力に対する諸個人の自由という話。

諸個人の自由は、他人に害を与える場合に権力によって制限されますが、それ以外は何やってもいいということ。

ロックは、人は全て公平に、生命、健康、自由、財産(所有)の諸権利をもっていて、誰もが自由で、他の者の諸権利に関与する権限はないと言っています。

でも、これではトラブルがあったときに、困るので政府が必要と考えました。その政府が悪い時は、抵抗権で政府を倒し・革命権で新しい政府をつくります

→抵抗権・革命権は『東洋大日本国国憲按』(植木枝盛で出ます。

 

★あと、生物進化論でダーウィン(イギリスの人)、『種の起源

社会進化論はイギリスのスペンサーも出ます。

 

フランスのルソーの『社会契約論』はもうちょっと後です。

自然状態(原始状態)の人間は自由だったけれど、私有財産が生じると不平等になった。だから、社会契約で政府をつくるという内容。

 

要するに天賦人権論でくくられているから、イギリスもフランスも同じような感じがしますが、具体的には全然違うということです。

まあ、あまり日本史の問題では関係ありません。

世界史では、名誉革命フランス革命とか、アメリカ独立宣言などに影響を与えたということでよく出ます。

 

自由に寝るにゃーん