Sくん
近現代史があやふやでも、赤本を見て、出題されている部分を教科書でラインマーカーしてください。
正誤問題だったら、「誤っている選択肢」が教科書に載っているので、どこが誤っているのかを教科書で確認します。
「1880年代の出来事でないものを選べ」
みたいな問題だったら、年表で確認しましょう。
用語だったら、教科書に載っているので、それをマーカーしておきます。
たとえば、早稲田(商・2022)だったら、
日本製鉄、満州重工業開発、時局匡救、経済更生
が記述問題になっています。
これは、山川の教科書と他社の教科書から出ています
(つまり、山川の教科書と山川の用語集から出ています。用語集の出題比率は少なめなので、まずは教科書を完璧にしましょう)。
日本製鉄会社
を書くのですが、これは頻出です。授業では、1934年に出てきます。
★ゴロ・サッシ(34)をつくった日本製鉄会社
(ただのゴロなので、別にサッシを作っていはいません)。
似ているのに、1907年、日本製鋼会社というのがありますね。これもよく出ます。
★ゴロ・製鋼(せいこう)とセブンと言っていると、なんか覚えられます。
満州重工業開発会社は、用語集のP320です。
これを書けというのは普通は出ません。
★ゴロ・鮎が産んだまんじゅう(意味は不明)
野口遵(したがう・したごう)・日窒・朝鮮
★野口くんはチッソに挑戦
イメージ=ヘリウムガスを吸って、友達にうけたので、今度は窒素を吸おうとしている野口くん(真似をしないでください)
時局匡救運動(事業)はもう記述の定番ですね。
教科書P349
匡救がわけわからん字なので、書けって問題が多いです。
受験が終わったら、一生使わんかもしれん漢字
農山漁村経済更生運動も定番。
教科書P349
農山を思わず農村と言ってしまうところなので、よく出題されます。
教科書では、その下に、
「自力更生」と書いてあるので、それも出るからチェックします。
このように、「近現代をまだやってないので赤本は後回し」と考えるのではなく、先に赤本と教科書を照らし合わせて、教科書のその周辺を先にチェックしておきます。
あとから、だんだんつながってきます。
どうすれば、赤本の問題が解けるようになるかがわかってくるからです。
これをやっておかないと、
12月くらいに赤本を見て、ショックを受けて終わるということになります。
今なら、まだ間に合うのではやく覚えましょう。
ごろ寝で勉強するにゃ!