トマスの歴史総合:富増章成

日本史と世界史の近現代をはやめに勉強しましょう!

慶応大学の論述〜教科書を理解する

大設問1 ケンペルの見た元禄時代の話

これは、よく出るし、何回も使えますね

(最近は教科書の文をまとめるので、どんな問題にも対応できてムダがない。ありがたいことだ)。

 

・金銀の産出量減少元禄時代の放漫財政(山川の教科書P201)

綱吉の時代は、…佐渡金山などの金銀の産出量が減少し、財政は収入源となった。明暦の大火後の江戸城と市街の債権費用、引き続く元禄期の寺社造営費用大きな支出増となり…

こういうところは、「誰も読まんところの法則」なので、注意が必要です。太字にラインマーカーが引いてあり、その周辺の単語しかみないから、文脈がつかめないわけです。全部読みましょう(これからは、全部からランダムに出題されるから)。

 

新井白石の海舶互市新例(教科書P202)

長崎貿易では、多くの金銀が流出したので、これを防ぐために1715(正徳5)年、海舶互市新例(長崎新令・正徳新令)を発して貿易額を制限した。

 

青いところをつなぎます。

普通の空欄問題にも使えるので、赤本と教科書を照らし合わせる方法は、非常に効果があります。

★私大では、P202の欄外、清船30隻、銀高6000貫、オランダ船2隻、銀高3000貫の数字がよく出ます。史料だとここが空欄になっています。

 

慶応大は経済学部が、史料(未見史料だからキーワードをさがす、炭鉱(炭坑)とか)やグラフ(バブル崩壊前か後かとか)を読み取る必要があるので、一番難しいです。

次が法学部です。

他の学部は比較的ラクです(といっても、莫大な暗記量が必要だが…)。

★他の学部の赤本も見てね!