富増章成:歴史総合とワンニャン

世界の中の日本を考えよう

まだ続く、高度経済成長の話

高度経済成長によって、給料アップと都市生活→大衆消費社会になります。

 

山川教科書

P397

…個人所得の増大と都市化の進展」によって生活様式に著しい変化が生じ、いわゆる大衆消費社会が形成された。

 

太平洋側に製鉄所や石油化学コンビナートが建設され、

…重化学工業地帯(太平洋ベルト地帯)が出現し、産業と人口の著しい集中をみた。

よくある正誤問題が、「大西洋」になっていて誤りってやつです。

 

あと、

私大は、

1962(昭和37)年に新産業都市建設促進法

が並べ替えとかでちょくちょく出てます。

 

要するに、1960年代の高度経済成長のときということです。

 

あまりに、太平洋ベルト地帯に経済が集中するので、これを分散しようとします。

教科書では

「産業と人口の大都市への集中を緩和し、地域間格差を是正しようとした」

(それでも、太平洋ベルト地帯への工業集中は止まりませんでした《欄外を参照》)

 

 

重要なのは、農村から大都市へ人口が流入したことです。

この農業人口の減少が重要なんですよね。

 

そうなると、

 

第二種兼業農家

が増えます。

 

★第二種兼業農家とは、農業以外のところから主に収入を得ているということ。

 

P397教科書の欄外

農業人口が減って、「三ちゃん農業

三ちゃんとはじいちゃん・ばあちゃん・かあちゃんです。

 

農村人口が減る分、都市人口が増えます。

すると住宅問題がおこります。

 

難関私大は「スプロール化」出てました(教科書の同じページ)。

 

あと、核家族(大家族から出ていってしまったということ)は今では普通ですが、核家族化が進んだのはこのころ。

 

多摩ニュータウン

というのが流行ったのを覚えています。

ちなみに、ニュータウン早稲田大学が記述の解答で出題しています。

 

教科書のP397

鉄筋コンクリートがここでも出てきます。

 

鉄筋コンクリートは気になりますが、P316・P333にもあるから注意ですね。

 

 

 

ここから、三種の神器(白黒テレビ・電気洗濯機・電気冷蔵庫)の話につながります。

昔は、「消費は美徳」と言われたものです。

 

1960年代後半から、3Cが増えます(新三種の神器ともいいます)。

★3C=カー(自動車)・カラーテレビ・クーラー

 

難関私大では、欄外の「ディーラーシステム」出てました。

ようするに系列販売店ということで、今では普通です。

 

教科書P398の

「耐久消費財普及の推移」

が面白いところです。

 

パソコンが1985年からグーッと伸びてきて、2000年くらいから携帯電話が伸びてきています(温水洗浄便座は試験に出ない感じもしますが…)。

 

私などは、1985年頃のパソコンをもう買ってました。

NECの98シリーズと言うんですが(試験には出ません)。

1995年は、Windows95が発売されました(試験には出ません)。

 

同じくP398教科書欄外

松下電器(現・パナソニック)は系列販売組織整備

 

モータリゼーション(みんなが自動車に乗るようなこと)により、

1965 名神高速道路

1969 東名高速道路

★ゴロ:ロゴ(65)は迷信、ロック(69)は透明

 

東海道新幹線といえば、1964年です。

★ゴロ:虫(64)のオリンピック・東海道新幹線