共通テストと山川『詳説日本史B』教科書のページ対応を載せておきます。
私大の練習にもなるから、教科書をよく読みましょう。
( 1 )は、読み取りです。
教科書は、P39、P41、
一番最初に、「ややこしいのが来るの法則」
いつもの話ですが、注にヒントがあります。
地方豪族の話し合いか?
なんだそりゃ?
と思うんですが。
注に「官人」きてます。
一カ国か?とか思いますが、「六郡を割きて」と書いてます。
あと、天武、養老がキーワード
大化改新より前じゃないし、どうしても残ったのを正しいとするしかありません。
「誤りを消して、残ったのを選ぶの法則」(消去法)
( 2 )
教科書をもう一度見ておくと、私大対策になります(国立の論述もね)。
( 3 )
薬子の変はP67
しかし、Xは微妙ですね。
「絶対に間違っていたらバツ、わかんなかったら正しいの法則」しかないですね。
だって、わかんないから(そうなのかそうじゃないのか、文脈からどうとでもとれるじゃん)。
Yはアザラシの話が載っているから、バツです
(安藤(東)氏は、教科書P130で確かに中世だね)。
フリー素材「いらすとや」
( 4 )
国絵図 教科書P163 石高と書いてあります。
ロシアとの間の国境って
日露和親条約でしょう。
教科書のP251の欄外
共通テストギャグマンガを直前に配りましたが、
「プーチン大統領」「プチャーチンだろ」のあれですね(「にじさんじ」二次創作マンガだけど)。
(「にじさんじ」二次創作規定に基づいて、
著作権保護のもとに、作製しています)
教科書P251
1875年、樺太千島交換条約だともっと離れてしまうな。
1を選ぶしかないです。
ちなみに、東蝦夷地は教科書P235です
(私大でまた使えます)。
( 5 )
P274 江華島事件
P322 大戦景気
( 6 )
古代の律令で国が確定されました。
P41 機内・七道に行政区分
国・郡・里
P170
また国単位に国絵図と郷帳の作成を命じて、全国の支配者であることを明示した。
教科書に書いてあるからしょうがない…。
( 7 )
これは、いいじゃない?
P14 「土偶が男性」←ギャグです
P31 「祓とは、…鹿の骨を焼く」←ギャグです
( 8 )
機密→蔵人頭 P62 「秘書」(普通は機密管理とかよくいいます)
( 9 )
729年、長屋王の変 P50
→901年、菅原道真左遷 P69
( 10 )
読み取り問題です。
とくに、極端に誤っていない場合は、正しいにします
(へんに勘ぐると損をするの法則)
教科書 P73 道長の日記
に関連した問題です。
( 11 )
読み取り問題です。
教科書はP78 吉凶、陰陽道
Bの文章に「天皇から太政官を通じて…管理などに…」と書いてあるんですよね。
これは、あのパターンだと思います。
問4( 10 )に意識が集中して、史料1・史料2だけを重要視するので、「Bの文章は見えない(重要度が消えてしまい、見落としてしまう)」ということでしょう。
共通テストでよくあるパターンです。
(苫米地英人博士の説かれているスコトーマの原理、RASについては、ここを参照)
( 12 )
わかんないけど、ふつうは、甕を選ぶよね。
本文に「黒い丸は、…丸の大きさで酒屋が負担した税の額」、「すごい量の銭の入った容器」って書いてあるから。
いや、銭を農具に入れたらダメでしょ。
店に銭を並べるのもなんだな。
そもそもYで見世棚を選ばないとしょうがないし。
逆に、なんで関所?!
( 13 )
P76 法成寺
P88 法勝寺
( 14 )
これは、ややこしいです。
普通、撰銭令は「撰銭するのをやめてね」(撰銭の制限)と説明されます。学校でもそう習うし、学校でもそういう説明をするでしょう。
私鋳銭も一部、使ってねというのが撰銭令ということになっています(入試ではそうなっているだけ。諸説あり)。
入試的には、それでいいのです。
教科書では、P138
「…一定の悪銭の流通を禁止するかわりに、それ以外の銭の流通を強制する撰銭令をしばしば発布した」となっています。
だから、私大の正誤問題で、「撰銭令は、私鋳銭を完全に排除するものである」という選択肢は、バツになります(誤り)。
今回は、室町幕府が出した撰銭令とあり、「自分勝手に撰銭を行っていることは、まったくもってけしからんことである」とけっこう「撰銭するな」感が出てますね。でも、私鋳銭は厳密に選別して排除する」わけだから、私鋳銭もダメなものがあったってことですね。
ところが大内氏の撰銭令は、私鋳銭(ああ、私鋳銭ていうのはニセ金のことね)と洪武銭もダメなんだって。すごいな。
というわけで、「従ってない」となります。
あと、さらにややこしいのが、「永楽銭・宣徳銭については選別して排除してはならない」(撰銭すんなってこと)とあるので、撰銭されてたんでしょうね。永楽通宝が。
これは、なかなか正答できない問題でしょう。
特に、体調が悪いときとか、史料をじっくり読むのが難しいですね。
( 15 )
誤っているものはラクです(一個だけ選べばいいから、あまり疲れない)。
教科書P141 『瓢鮎図』の絵、「禅の精神を具体化した水墨画」
大和絵 P75、P94 、P95『扇面古写経』 、P216
( 16 )
X 宋銭・明銭だからこれは中国大陸から入ってきます。これは大丈夫だと思います。
他は、
コンビニや郵便局の為替で説明していたアレです。
まず、地方で米を売って銭に換えて、銭を振り込みます。すると割符(さいふ)という手形が移動します(今だと、コンピュータ情報)。結果、荘園領主にお金が振り込まれます(代銭納)。
通販で買って、コンビニ用紙で振り込まれるシステムが為替ということです。
まあ、借上(教科書P111のアレね)がYとZだと無理があるしな。
酒屋役を荘園領主に渡すのも変だし。
どっちか選ぶと中世(鎌倉も室町も入ってる)。
だから、どちらかを選ぶとおかしなことになります。
産出された金だと、金銭になってしまう(だって銅銭だし)。
もう、為替システムと米の代わりに銭で払う代銭納しかないでしょう。
図が複雑だけれども、そこを気にしてもしょうがない。
普通に考えましょう。
( 17 )
P207 参勤交代
P208 東廻り海運(航路とも言います)
私大の人は、河村瑞賢を復習しましょう。
P160 廃止される関所の意味が違う←室町・戦国!
よく出るのは、室町時代の関所は、関銭を取りますが、
江戸時代の関所は、防衛のためという話ですね。
P258 御蔭参り
( 18 )
P178 糸割符制度(1604)
ゴロ:色は白
P211 十組問屋
P223 銅座、真鍮座、人参座 田沼時代
なんか、教科書のページの順番になってしまった…。
( 19 )
左の方に備前藩とか大名がいる。
上の方に蘭学って書いてある。
おわり。
( 20 )
史料読み取りと、鎖国(1633・35・39)や海舶互市新例(1715)とか思い出すといいでしょう。
この史料もよくわからんが、(注7・公文書)とあるから、公文書なんじゃないの?
日本からの漂流民を「商人」とか「船員」とか書いてあるよね。注2の官所において吟味されてるから、これが役人のような。
役人が日本にわざわざ来てないような感じがする。
で、aにしておくと、①か②に絞り込まれるから、あとは、1751年という年代ですね。
長崎でまとまられたと書いてあります。
享保の改革が1716年(1616+100)から。公事方御定書が1742(ゴロ:死人)。田沼時代が、1772年あたり(ゴロ:なっなにー?田沼老中)。
まあ、dがなんですね。
1715年、海舶互市新例で、中国船30隻、銀6000貫とか制限されていました。アレがいちばんいいでしょう。
教科書では、P202の欄外。
( 21 )
アキ 「…例えば彦根藩士や…」「…主君の家の一員…」
これ、血縁なのかなと思うかもしれませんね。
まあ、血縁が出るのは、ここです。
↓
P105 血縁的統制
あと、血縁的結合から地縁的結合とかね。
P188 村請制 ②はいいような気がするが…
念の為、③教科書P189 「はっきりと区分された」はいいような…。
でも、P212「井原西鶴は大坂の町人で…談林俳諧で注目を集め…」、あとP229〜230の俳諧と川柳の説明。
武士の文化なの?町人はたしなむことも許されないのか…。
P237 「幕領・私領・寺社領の領主の違いをこえて、近隣の村々を組み合わせた寄場組合をつくらせ、協同して地域の治安や風俗の取締に当たらせて、農村秩序の維持などをはかった」
なんか、選択肢と違うよね。都心に出稼ぎの人がくるわけでしょう。その人が寄場組合なの?
まあ、無難な村請制を選びましょう。
あまり勘ぐると間違えるから、教科書どおり、普通にやったほうがいいでしょう。
( 22 )
教科書P256 四国艦隊下関砲撃事件(1863)
P274 内務卿・大久保利通(1873)
( 23 )
P258 ええじゃないか
の順番
( 24 )
Xは史料読み取り。
Yは時期を思い出します(年代暗記しているとラクです。疲れないから)。
岸田が1884年に発表した文章と書いてあります。
教科書P310 「1890(明治23)年に小学校令が改正され、尋常小学校3あるいは4年間の義務教育が明確化され、…さらに1907(明治40)年には義務教育は6年間に延長された」。
P311 「1903(明治36)年には小学校の教科書を文部省の著作に限ることが定められ(国定教科書)、教育に対する国家の統制が強まった」。
↑
日露戦争が1904年です。
( 25 )
※ここで満年齢が関係してくるのだろうか。
いや、まあそんなに気にしなくてもいいでしょう。
P268
「1874(明治7)年には士族授産の意味もあって屯田兵制度を設けて…」
P292 1898(ゴロ:爆破)憲政党でした。
P282 「1882(明治15)年に、伊藤博文らをヨーロッパに派遣して憲法調査に当たらせた」
りんが、1860年生まれだから、結婚した20歳を足すと、1880年になります。憲政党結成の1898年が後になります。
りんが、1860年生まれだから、21歳を足すと、伊藤博文の憲法調査のころになります。ちなみに、私大では、1882年、伊藤の渡欧はけっこう並べ替え問題とかで出ます。
暗記しておいたほうがラクです。
いかん、フェルミ漫画大学の望月りんが浮かんできてしょうがない…。
( 26 )
教科書P270
「統一的な…」
欄外
「学制は…、予定では全国の…、あまりに画一的で…」。
P275
「…徴兵制度や学制にもとづく小学校の設置による負担の増加をきらって、多くの農民が一揆をおこし、…」
P374 学校教育法、六・三・三・四制
( 27 )
年表の1896年のところに下線部bがひかれています。
1894(焼くよ)年が日清戦争でした。
これ、上海なんですよね。
上海って、山川『詳説日本史B』の教科書では、P250に地図で、「アヘン戦争による開港場」の中に入っています。これは、ちょっと私大的な感じがしました。
ちなみに山川用語集では、P214に載っています。
でも、共通テスト選択だけだったら、用語集とかやらないですよね。
これは酷な問題だと思いました。
「日本が得た利権の一端」というのは、「一部」ということですね。「ある(部分)」という意味なので、まあ、ありそうですね(逆に、「すべて」だったら、違うかもしれない)。
「上海市民の反応」というのが合っているのかどうか気になりますが、「罵声を浴び」ているようなので、これは反応なのでしょう。
疑い出すと、違う感じがしてくるので、あの法則をつかうしかありません。
「絶対の誤りがなく、わけがわからん文は正しいの法則」
です。
「勘ぐりすぎると損をするの法則」です。
まあ、なんでもそうですけどね。
( 28 )
満州は、教科書P345の地図の下に説明があります。
「満州とは奉天・吉林・黒竜江の3省をいう。成立した「満州国」熱河・興安を加えた5省で、新京(長春)を首都とした。中国国民政府はこの地域を「東北」と呼んだ」。
というわけで、奉天って満州なんですよね(知っている?すばらしい!)
はいいとして、
②神社はなかったんですかね。
教科書に載ってないから知らないですよね。普通は…(神社大好きな人は、こういうのに興味をもっている)。
そういうときは、どこかに書いてあるんじゃないですかね。
共通テストですからね。
17〜18日に奉天に行ってる。
だから、あったんでしょう。
いや、19日に作り始めて、22日の早朝に神社ができたのかもしれません。
だったら、「満州国に神社がなかったから」はわかりません。
疑い出すときりがない。
やっぱり、
17〜18日、22日で日にちが近いから、あったんじゃないの?神社、と考えましょう。
普通に。
日中戦争というのは、1937年ですね(ゴロ:みんな盧溝橋事件→日中戦争)
上に、1938年5月とあります。
これ計画表で、もっと前につくったんじゃねえか?みたいに考えすぎるとヤバいです。
上の方に「実施した」と過去形になってますんでね。
だから、③は違うんでしょう。
関東都督府は、教科書P297
「1906(明治39)年、関東都督府が旅順におかれ…」とあります。「旅順」はあってるんですが、「かつて設置されていた」が気になりますね。
教科書P342
「1919(大正8)年に関東都督府が関東庁に改組された際…」
関東都督府、なくなってしまった!
「かつて設置されていた」はいいようです。
消去法で、これを選ぶしかないでしょう。
それにしても、神社は気になりますね。
この問題、無理があるような感じがするのですが。
まあ、しょうがない。
それが共通テストなのだから。
たまに、私大に、遼陽にあった関東総督府が、旅順の関東都督府にバトンタッチしたというのが出ます。
ゴロリズム:そう・と!
( 29 )
出ましたね。炭鉱が。
あの、何度も強調していた
P416「歴史へのアプローチ」
がついに出ました!
共通テストの史料に
「山本作兵衛「入坑(母子)」
が出ています。
「④の絵には鉱夫が描かれていない。坑内の奥深くくだっていく女性と10歳くらいの男子、男子に背負われている幼児が描かれている。この男子は学校に通ってるのだろうか。…」
ここですね。
誰も読まんところ。
↓
去年の10月の記事です。
私大を受ける人は、他の歴史へのアプローチも読んでおきましょう。
( 30 )
旅行の変化に関するメモに
1912年と書いてあるからありがたい。
1912年と言えば、1911年があの辛亥革命(映画『1911』)
1912年は、中華民国成立
日本では、第二次西園寺公望内閣で、大正時代になりました。
そして、あの二個師団増設問題で上原勇作が辞めて、軍部大臣現役武官制の制約により、西園寺内閣総辞職。
って、先週、高2クラスで話した内容が、一個も出てないぞ!
(まあ、私大に出るでしょう)。
①地方改良運動(1908年)
私大を受ける人は、戊申詔書といっしょに覚えよう。
教科書のP298
②日露戦争(1904年)
③赤字 教科書P304
「…日露戦争後には、…。…貿易収支は、ほとんど毎年のように大幅な赤字となった。しかも、これに巨額の外債の利払いが加わり、日本の国際収支はしだいに危機的な状態におちいっていった。
④民族自決の原則
教科書P326
「…民族自決の原則のもとで東欧に多数の独立国家を誕生させ、また…国際連盟の設立…」
あと、教科書P327 民族自決の原則
★ついでに、教科書P322
「ボリシェビキ(のちの共産党)のレーニンが率いるソヴィエト政権は、全交戦国に無併合・無償金・民族自決の原則をよびかけ、翌1918年にはドイツ・オーストリアと単独講和(ブレスト=リトフスク条約)を結んで戦線から離脱した。
↑
ここは、早稲田大学を受ける人などは、覚えましょう。
1912年です。
それに近いのを選びます。
( 31 )
教科書P391
1972年、沖縄返還←ここから海洋博が始まっただと、「1975年に『沖縄海洋博』復帰記念し大々的に(1971年3月)」が矛盾します。
ゴロ:ない!なに?
年代暗記問題ですよね。
あと、dは「本土の資本が吸い上げ」とか、正しい感じが…。
Cと逆ですね。
だから、「返還されてから始まった」と「不信感」の方を選びます。
( 32 )
出た!冷戦
日本も加盟…してない。
いやー、日本には9条がありますからね。
インドネシアのバンドンです。
1955年4月、バンドンでバンドン会議(第1回アジア・アフリカ会議)が開催されました。
教科書P386
「中国・インドを中心にアジア=アフリカ会議が開催されて…」
共通テストが教科書から出てますから、
私大も同じです。
山川教科書の欄外まで、そして、山川用語集を足していきましょう
(山川用語集は、他の教科書の用語も入っているということです)。
めんどうだニャン