トマスワンニャン:富増章成

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古墳の出現と大和政権の盲点

山川教科書(以下同じ)

P23

岡山県浦間茶臼山古墳、福岡県石塚山古墳…東日本では前方後方墳が多い

 

墳丘には円筒埴輪、石室の前には人物埴輪がみられる。

 

…盾・靫(ゆき)・衣蓋(きぬがさ)などの器財埴輪

 

…腕輪形石製品…

 

…周溝に陸橋部をもつものが現れるが、その陸橋部が発達して突出部(前方部)となり、前方後円墳前方後方墳になったものと考えられている。

 

円筒埴輪は、弥生時代後期に吉備地方(岡山県広島県東部)で有力な首長墓に供えられた特殊壺を載せる特殊器台に起源をもつ。これに対して、後期後半に現れる家形埴輪・器財埴輪、さらに中期中頃に現れる人物埴輪・動物埴輪などを形象埴輪(→P28)と呼ぶ。

 

…玄室…羨道…

 

P25 

百舌鳥古墳群(★漢字書き取り)

三角縁神獣鏡…写真は奈良県黒塚古墳のもの。

 

…短甲(たんこう)…、かぶと。

 

陪冢(ばいちょう)が営まれた区域をも含めると、その墓域は80haにもおよぶ(欄外〔外注〕も読んでおこう)。

 

中期の巨大な前方後円墳近畿中央部だけでなく群馬県(上毛野)・京都府北部(丹後)・岡山県(吉備)・宮崎県(日向)などにもみられる。とくに岡山県造山古墳は墳丘の長さが360mもあり、日本列島の古墳の中で第4位の規模をもつ。