環状集落は、縄文時代
環濠集落は、弥生時代です。
山川の用語集P7
環状集落…千賀件松戸市の貝の花貝塚などに馬蹄形の集落もみられる。
馬蹄形は出題されています。
環状列石は、用語集のP8
秋田県大湯遺跡が出ます。
縄文時代特有の遺跡です(弥生は関係ないです)。
配石遺構があるので、墓地と推定されているとあります。
2022年、早稲田(文)の正誤問題で、このあたりが出ています。
祭祀場と墓地なので、「日常生活」で使わないと思うので、誤り選択肢だと考えられます(かくれんぼとかしてたかもしれんが、そういう意味じゃないでしょう)。
常識の範囲で答えましょう(出題者が求めている思考法をたどるということ)。
教科書P18
山陰地方の四隅突出型墳丘墓はよく出ますね。
P18「方形周溝墓は各地に見られる」
関東地方にもあります(テキストにも載っているが…)。
だから、「方形周溝墓は関東地方には存在しない」は、誤りになります。
P15 欄外
北海道の続縄文文化
南西諸島の貝塚文化
ここには、弥生文化がありません。
弥生文化と墳丘墓はセットなので、北海道には墳丘墓はありません。
これは、ちょっと考えないといけないので、よい問題だと思います。家でゆっくり、時間をかけて思考しておくというタイプです。
★共通テストは、その場でパズルを解くみたいな思考法が必要です(まあ、グラフから読み取るとか直接的に日本史と関係ないときもある、困ったもんだ…)。
山川教科書のP23
「弥生時代の後期には、すでに大きな墳丘を持つ墓が各地に営まれていたが、3世紀中頃から後半になると、より大規模な前方後円墳をはじめとする古墳が西日本を中心に出現した」。
こういうところを読み込んでおくと、墳丘墓と古墳が「脈略がなく」とは書いていないことがわかります。
最近は、教科書と同じ表現で出ることが多いのですが、たまには、表現を変えて同じ意味のことを出してきます。
教科書の意味をつかむとはそういうことです。
どちらにしても、教科書の文脈を読み込んでおくのは、私大・国公立ともに必須です(でも、誰も読まないんだよねー)。
山川教科書P23
前方後円墳は、3世紀中頃から後半
「4世紀後半に初めて登場した」は誤りになります。
これくらい誤ってくれていると助かりますね。
古墳の話は、教科書のP23から載っていますが、
P32もそうなんですよね。
「豪族たちは血縁やその他の政治的関係をもとに構成された氏」
とあります。
上の方に「首長」「首長層」という用語が載っています。
まあ、「血縁を排除して」ってのは、そんなわけがないってわかりますが。
このように、教科書の至るところに答えみたいなのが載っているので、赤本と解説を読んだら、どこの表現なのかをラインマーカーしておきます。
あとは、いつもと同じやり方です。
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今年の9月ごろの記事