トマスワンニャン:富増章成

歴史や思想を知っておくと便利です

高度経済成長がなつかしい(←クッソジジイのオレ)

受験生のみなさんにとっては、高度経済成長なんて入試用語だと思っているかもしれませんが、私のようなジジイにとっては、ホントウにものすごい時代だったと痛感しています。

 

ぜひ、山川教科書(詳説 日本史B)のP394

を見ておいてください。

 

《高度経済成長》

1955〜57年

★ゴロ:神武景気GoGo!(55)

 

経済企画庁は、1956年「経済白書

★ゴロ:「もはや戦後ではない」ころ!(56)

 

■日本経済は復興から技術革新による経済成長へと舵を取り、1968年には資本主義国第位の国民総生産(GNP)を実現

■1955〜73年にかけて年平均10%前後の経済成長

■経済成長を牽引したのは、大企業による膨大な設備投資で、当時それは「投資が投資を呼ぶ」といわれた。

■鉄鋼・造船・自動車・電気機械・化学などの部門で、アメリカの技術革新の成果を取り入れて設備の更新がなされ、石油化学合成繊維などの新たな産業も発展した。

 

そういえば、小さかったときに、「ナイロン」(合成繊維)の話をよく聞きました。「ナイロンの靴下がすばらしい!おしゃれだ!」みたいな感じでした。

まあ、今ではポリエステルのシャツとか靴下とか当たり前ですが…。

 

P394の下の方に書かれていることは、まとめると、以下のようなことです。

 

技術革新が進むと、中小企業もいろいろ製品を作るので、単なる大企業の下請けではなくなって、中小企業の人たちが、独自の部品を作るようになります。すると部品メーカーになっていくということです。

 

やっぱり、日本の中小企業の技術力はすごかったんですよね。

今は、中国の技術が追い上げてきてます(Amazonでなんでも安く買えるし)。

 

注釈(欄外)では「中堅企業」について書いてあります(★私大では出題される可能性があるので、よく読んでおきましょう)。

(つづく)