トマスワンニャン:富増章成

歴史や思想を知っておくと便利です

ややこしいの追加だよ!(2)

山川出版社

『詳説日本史B』教科書

(教科書で読み飛ばしそうなところを追加しておきます)

 

P252

…朝廷への報告をおこない、諸大名や幕臣にも意見を述べさせて、挙国的に対策を…。

★挙国とは「国を挙げて」ということなので、みんなでいっしょにという感じです。ちなみに、挙国はP324、P363にも出てきます(挙国一致)。

 

…アロー戦争…清国…イギリス・フランスと天津条約を…

★P290 あの天津条約じゃないやつね。

 

【欄外(注釈)】

宇和島藩伊達宗城

★これは、あまり見ないですが、念のため。

松平慶永島津斉彬はふつうに出ます。

 

P253の史料

★新潟・兵庫は1860年とありますが、開いていません。

アメリカ人に居留

はヤバいかもな…。

特に明治大学は史料を空欄にしてくるよ。

 

別冊=貿易章程

コンシュル裁断所=領事裁判所

この二つは、昔から何度も出てます。

 

居留地において外国商人と日本商人(売込商・引取商)とのあいだで、銀貨を用いておこなわれた。

 

毛織物・綿織物などの繊維工業製品や鉄砲・艦船などの軍需品が輸入された。

★ここはふだんは、誰も読まんところ。

茶とか生糸とか、毛織物・綿織物はふつうにでるよ(正誤問題だと逆にしてくる)。

 

貿易は大幅な輸出超過となり、それに刺激されて物価も上昇するとともに…

★売れるから、物価上がる。

 

P254

…農村で発達して手紡(てつむぎ)や綿織物業を圧迫していった。

 

輸出向け商品を取り扱った在郷商人

 

万延貨幣改鋳)P208グラフ

★まあ、よく出るグラフですね。

 

 

一橋家の徳川慶喜(斉昭の子)推し

 

このあたりは、有名でしょうか。

気になるのは「推し」!!!

 

越前藩主松平慶永(よしなが)(春嶽)・薩摩藩島津斉彬(なりあきら)らは、一橋家の徳川慶喜(斉昭の子)にスパチャし、メン限になったということでしょう。

 

【欄外(注釈)】

水油=灯火用に使われた菜種油(灯油用ということ)

 

★鎌倉・室町では、灯油の原料は荏胡麻(えごま)です。

正誤問題に注意。

 

オランダ人ヒュースケン

★その昔、ここが正誤問題で、イギリス人かなんかになってて誤りでした。

 

高輪東禅寺

品川御殿山に建築中のイギリス公使館…高杉晋作井上馨伊藤博文らに襲撃されて全焼した(イギリス公使館焼き討ち事件)

 

高杉晋作はやりそうですね(高杉晋助じゃないよ)。

ちなみに、P260伊藤博文井上馨も読んでおきましょう。

あと、第一次伊藤博文内閣のときの外務大臣井上馨(もと外務卿)でしたね。

三大事件建白運動、欧化政策(主義)、鹿鳴館ノルマントン号事件のあたりを復習しておきましょう。

(第一次伊藤博文内閣の大臣はフルに出ます。逓信大臣・榎本武揚とかも)。