第一次世界大戦が始まると、イギリスは日本に対して軍事的な協力を要請してきた。第二次大隈重信内閣の加藤高明外務大臣は、これを中国における日本の権益をさらに確実なものとする好機ととらえた。
日本は1941(大正3)年8月に、加藤外務大臣が山県有朋ら元老の慎重論をおし切るかたちで参戦した。
日本は10月にドイツ領南洋諸島を占領し、11月には山東省青島(チンタオ)のドイツ軍を破ってドイツの東アジアにおける拠点を奪った。1917(大正6)年にはイギリスの要請を受け、地中海に軍艦を派遣した。
(山川出版社 歴史総合より)