元寇は、正誤問題がよく出ます。
早稲田も法学部などで出していました。
B305 の山川教科書では
P108
その後、幕府は再度の来週に備えて、博多湾岸など九州北部の要地を御家人に警備させる異国警固番役を強化…
つまり、異国警固番役は、文永の役の前からあったということです。
文永の役の後につくったという誤り選択肢がよく出ます。
山川用語集の
異国警固番役の説明では、
幕府が蒙古襲来に備え、九州北部を防備するため編成した番役。
1271 年、九州に所領のある御家人を下向さ せ.翌年には九州定住の御家人に筑前・肥 前の要害野備を命じた。御家人だけでなく, 本所一円地(地頭職非設置の荘園・公領で 本所の支配が貫徹している上地)の非御家人も動員された。
このようなところが、正誤問題で出やすいです。
つまり、「御家人」「非御家人」とか対になっているものが、逆になって正誤問題となります。あと、語尾を変えるのも「誤文」をつくるときの決まったやり方です。
例・非御家人は動員されなかった(誤り)
動員された(正しい)
早稲田の場合、山川用語集の文章も誤り選択肢にしてくるので、教科書のフレーズで正誤問題対策をしたら、教科書に載っていない部分を、用語集で確認しましょう(そんなに量は多くありません)。
1293年、幕府が博多に設置した統治機関及び長官(北条氏一門が就任)の呼称。元の再来襲に備え、異国警固に専念するよう、鎌倉や六波羅への出訴を禁じ られた鎮西御家人のための裁判にあたった。
例・鎮西探題の長官に北条氏一門が就くことはなかった(誤り)
北条氏一門が就いた(正しい)