山川教科書『詳説日本史』(日B309)では、
縄文時代には
「集団の統率者はいても、身分の上下関係や貧富の差はなかったと考えられている」
でしたが、
山川教科書『詳説日本史〜日本史探求』(日探705)では、
P12の注釈に、
「…縄文時代後期末から晩期には、北海道の一部で装飾性の豊かな漆塗りの櫛を身につけた人物の特別な墓も出現するなど、単純な平等社会とはいえない状況になったことがわかる」
とあります。
入試では、答えがブレるような正誤問題はつくってこないので、そこは心配しなくても大丈夫です。
新しいのは、
イノシシについてです。
イノシシといえば、縄文人が弓矢でしとめるのはよく出ますが、
「日探705」では、
「イノシシの土製品や口縁部にイノシシをかたどった土器もつくられたが、これはイノシシの強い生命力をたたえたものだと考えられている」
という、イノシシ崇拝みたいなことが書かれています。
日B309
日探705