山川出版社『世界史探求』では、
こんなおもしろい(?)ことが書いてあります。
ローマ人は、ギリシアから学んだ知識を帝国支配に応用する実用的文化において、すぐれた能力をみせた。ローマ帝国の文化的意義は、その支配を通して地中海世界のすみずみにギリシア・ローマの文化を広めたことにある。
十二表法を起源とするローマ法は、はじめローマ市民だけに適用されていたが、やがてヘレニズム思想の影響を受けて、帝国に住むすべての人民に適用される万民法に成長した。
(注)ストア派哲学では、法律は宇宙の支配原理である自然の法則にもとづくべきであるとされた。
6世紀に東ローマ帝国のユスティニアヌス大帝がトリボニアヌスら法学者を集めて編纂させた『ローマ法大全』がその集大成である。
ローマ法は近代へと受け継がれ、日本の民法にも深い影響をおよぼしている。日本の明治政府が採用した民法はフランスやドイツを模範としたが、これら大陸ヨーロッパの法律はローマ法を受け継いでいる。また、現在用いられているグレゴリウス暦(西暦)は、カエサルが制定したユリウス暦からつくられたものである。
だから、日本史で西暦の年代暗記がめんどうなんですね。
がんばりましょう!
■役に立たない世界史ゴロあわせシリーズ
前450年頃 十二表法
前367 リキニウス・セクスティウス法
ゴロ:見ろな(367)んと、力(りき)はいってる!
前287 ホルテンシウス法
ゴロ:庭な(287)ど掘るてんしうすほう(これは有名なゴロです)
前133 グラックス兄弟の改革
ゴロ:膝が最(133)近、ぐらぐらします。