トマスワンニャン:富増章成

歴史や思想を知っておくと便利です

小学館の日本史マンガ

小学館の学習まんが「日本の歴史」

というのがあるんですが…。

これはスゴいですね。

試験に出ないことも書いてありますが、イメージしやすい!

 

第一巻が「日本文化のあけぼの 旧石器〜縄文〜弥生〜古墳時代」です。

まず、考古学をこころざす青年の相沢忠洋(ただひろ)くんが自転車をとめて、旧石器を発見するシーンから始まります。

「槍先(やりさき)の形をした石器だ!」

セミの鳴いているシーンもあり)

 

【彼が石器を発見した場所は、のちに岩宿遺跡とよばれます】

 

そのあとのセリフがまたいいです。

 

イケメンの相沢忠洋

「なんて美しい石器なんだ…」

そこから、石器のズームアップで、旧石器時代の話が始まります

(ちゃんとアニメ化できるくらいにコマ割りがしっかりしている)。

 

旧石器の説明もかなり詳しくなっています。

 

このあと、旧石器人をどう表現するのかが難しかったと思いますが、

リクくんとかソラさんとか、キャラがでてきて(架空の名前です)、

トナミというおっさんが先導して、ゾウとのバトルが始まります。

 

リクくんはゾウの反撃に「こ…怖い!」と恐れをなしたのですが、

ソラさんの「私たち飢えて死ぬかもしれないのよ!」というセリフ回想シーンで、いきなりテンションが上がります。

「やるんだー!うぉりゃああ!」とゾウの頭を打撃。

 

そのあとみんなでゾウを食うシーン。

 

リクくんは

「ゾウを狩るときも怖かったけど、みんなが飢えるのを想像すると、そっちのほうがずっと怖いよ」

という感想を述べます。

 

はっとするソラさん。

「…なんだか急に大人になったね。リク」

 

セリフが、とても素敵な旧石器人という感じになっています。

 

小学館版は、山川出版社が編纂なので、

内容は、かなり詳しいです。

 

受験の日本史の勉強で疲れ切ったときは、

これを読むと、体力が回復するかもしれません。