トマスワンニャン:富増章成

歴史と思想をくっつけるとちょっと便利

「音楽」の歴史

山川用語集から「音楽」に関するものをひろってみました。

 

●7世紀の推古天皇の時代には百済から伎楽

8世紀には現在のヴェトナム南部音楽の邑楽(りんゆうがく)

 

今様平安時代末期の流行歌謡曲

梁塵秘抄後白河上皇の撰

 

催馬楽

10世紀頃に始まった歌謡

神事の神楽(歌)や古謡(こよう)を編曲

平安中期以降、貴族に愛好される。

 

白拍子

平安末期〜鎌倉初期に流行した歌舞・芸人

男装をした女性が今様を歌いながら舞う

白い水干を着ていた

 

●平曲

琵琶を伴奏にしながら『平家物語』を語る音曲

琵琶法師

 

田楽

平安中期以降に流行した祭礼神事芸能

大江匡房の『洛陽田楽記』に永長の大田楽(1096)が有名

 

猿楽

古代・中世の芸能。滑稽を主とした雑芸・歌曲

奈良時代に伝来した散楽(さんがく)に由来

 

 

 

●能(能楽

散楽を起源とする→田楽と結びつく。

観阿弥世阿弥父子が曲舞(くせまい)を取り入れて猿楽能として完成

 

謡曲(ようきょく)

伴奏無しで節をつけて歌う音曲

能の脚本のことも指す。

 

出雲の阿国桃山文化

阿国歌舞伎、かぶき踊り(念仏踊りを取り入れる)

女性が男装。

 

浄瑠璃

室町中期の語り物〜桃山期

人形操り

江戸時代元禄期の義太夫節に対して古浄瑠璃という。

 

三味線

中国の元代に作られたものが

琉球から1560年頃に伝来。

蛇皮線→三味線

 

隆達節(小歌)

堺の商人・高三隆達

 

浄瑠璃

江戸・元禄文化 語り手は竹本義太夫

義太夫節

 

歌舞伎

和事…坂田藤十郎

女形芳沢あやめ

荒事…市川団十郎

阿国歌舞伎→女歌舞伎→若龍歌舞伎→野郎歌舞伎

 

唱歌(「小学校唱歌)」

明治の文化

伊沢修二唱歌を小学校教育に採用

 

東京音楽学校の設立

明治の文化

滝廉太郎「荒城の月」

 

●市民文化(主に大正時代)←洋楽の影響

三浦環、ソプラノ歌手、オペラ「蝶々夫人

 

山田耕筰、「赤とんぼ」「この道」「からたちの花」

東京フィルハーモニー創立者

日本交響楽協会設立

 

●占領期の文化

1945年、「リンゴの歌」

1937〜89年 美空ひばり

1948年、10歳で横浜国際劇場でデヴュー

 

ジョリッツ暴発

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