第二次世界大戦後の国際通貨体制は、金ドル本位制でした(基軸通貨がドルというとこと)。
けれども、アメリカは、ベトナム戦争でお金を使いすぎました(北爆開始は1965年です)。
そこで、金がアメリカから流出し、金の保有量が減り、経済力が大きく停滞しました。
ニックソン大統領は金ドル本位制の停止を突然に発表しました(ドル=ショック)
★1971年8月 金ドル本位制の停止を公表
★1972年2月 ニクソン訪中
西側諸国では、ドルと各国通貨の交換レートが需要と供給によって変動する変動相場制に移行します(ブレトン=ウッズ体制の終わり)。
★日本でも、田中角栄内閣のとき、1973年に変動相場制に移行しました。
ゴロ:波(73)の変動相場制
このあと、日本では円高が進みます。
ドル=ショック後も、ドルは基軸通貨でしたが、資本主義経済は、アメリカ・西ヨーロッパ・日本の三極構造となっていきました。