密教というのは、秘密の教え(秘密仏教)です。
何が秘密なのかと言うと、とりあえず、呪文と指の組み合わせが秘密です(真言と印)
しかし、もっと大きな秘密がありますがここではヤバくて書くことができません。
とりあえず、入試では、
(金剛峯寺←最近はこっちの漢字が主流、昔は金剛峰寺)
☆ゴロ:天才、真空
ちなみに、
です。
よくある勘違いは、天台宗・真言宗は最初から、どっちも密教というアレです。
これは、正誤問題でよく出ます。
というか、空海(弘法大師)が、唐の恵果和尚から、伝法灌頂を受け(直接秘密をおしえてもらって)、日本に密教を輸入して真言宗をたてました。
☆天台の教えは、中国にもともとあったもの。
密教では、身(印=指の形)と語(真言=呪文)と意(観想=イメージ)で、修業をすると、宇宙本体である大日如来となります(というか、もともとすべての存在は大日如来が変化して現象したもの)。
山川教科書のフレーズ
「平安遷都から9世紀末頃までの文化を、嵯峨・清和天皇のと時の年号から、公認・貞観文化と呼ぶ。…文芸を中心とした国家の反映を目指す文章経国の思想が広まり、宮廷では漢文学が隆盛をきわめた。…嵯峨天皇はとくに唐風を重んじ、平安宮の殿舎に唐風の名称をつけたほか、唐風の儀礼・作法を受け入れて宮廷の儀式を整えた。また、文学・学問に長じた文人貴族を政治に重用し、国家の経営に参加させた」。
教科書のフレーズは、正誤問題にもなりますし、空欄問題でも使えます。
あと、何と言っても論述ではそのフレーズを覚えておいて、そのままそれっぽいことを書きます。
用語に集中しがちなので、用語の前後のフレーズを覚えましょう。
「…このことは、のちの国風文化の前提となった。著名な文人としては、嵯峨天皇・空海・小野篁(たかむら)・菅原道真らが知られている。空海は、漢詩文作成についての評論『文鏡秘府論』(盲点です!)や漢詩文『性霊集』(『遍照発揮性霊集』)…菅原道真も詩文集『菅家文草』(盲点です!)を著した」。
これはメチャメチャ出ます。
「近江出身の最澄は、近江国分寺や比叡山で修行したのち、804(延暦23)年の遣唐使に従って入唐し、天台の教えを受けて帰国したあと天台宗を開いた」
「…それまでの東大寺戒壇における受戒制度にあきたらず、新しく独自の大乗戒壇の創設を目指した。これは南都諸宗の激しい反発を招いたが、最澄は『顕戒論』を著して反論し、その死後、ようやく大乗戒壇の設立が公認された」
☆よく出る正誤問題ですね。死後なんでね。
「これを受けて、最澄が開いていた比叡山の小堂は延暦寺の名を与えられ、平安京鎮護の寺院、仏教教学の中心地として発展していった」
「讃岐出身の空海は…『三教指帰』を著して…紀伊の高野山に金剛峯寺…」
加持祈禱
この漢字はキツイですね!
そして、いよいよ神秘的な密教芸術
ですね。
怪しさが満載です。
そして、如意輪観音
「また、神仏習合を反映し て盛んになった神像彫刻としては、薬師寺の僧形八幡神像や神功皇后像などがある」
「絵画では、園城寺の不動明王像(黄不動)のような、…仏画が描かれたほか、神護寺や教王護国寺の両界曼荼羅など、密教の世界観を表した曼荼羅が発達した。密教の中心にある仏は大日如来で、その智徳を表す金剛界、慈悲を表す胎蔵界という2 つの仏教世界…」
カラーで図録を見ておきましょう。
いやー、怪しすぎる。
大学に入ったら、私の書いた密教とかいろいろはいっているヤバい本を、ぜひ読んでください。
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