正誤問題は、教科書と比較して、誤っている選択肢を選ぶ(誤っているものを選べのとき)、または、誤っているものを消去して残ったものを選ぶ(正しいものを選べのとき)というやり方をします。
■正しいものを選べ
ときたら、正しいものを探しても見つからないので(確信が得られないので)、誤っているものを消去して、残ったものを選択します(それが正しいから選ぶのではなく、残っているから選ぶ)。
■誤っているものを選べ
これは、そのまま誤っているものを選びます。
★要するに、誤っているもの(教科書と違うもの)が重要ということ。
さて、
青学の誤り選択肢に、「ひすい」は「久慈」が特産地だというのがありました。
これは、「詳説 日本史B」(山川出版社)だけではわからないパターンです。つまり、別な教科書に載っているということです。
しかし、全部の教科書を読むのはムリです。そこで、山川の用語集(いろんな教科書を集めた用語集のこと)を見ます。
青学の
「ひすい」「久慈」というのは、用語集のP7です。
ひすい(硬玉)は新潟県姫川
↑これはよく出ます。
用語集のP7
琥珀(こはく)がありますが、ここに岩手県久慈と書いてあります。
それで、誤っていることがわかります。
残りは正しいのですが、正しい選択肢は難しいことが多いです(ホントウに正しいのかの確信が得られないから=疑いだしてきりがないということ)。
誤っているものは、誤っているので、確信が得られます(それ以上、疑うことができないから)。
というわけで、誤り選択肢に注意しましょう。
★よくある間違った勉強法が、「正しいものを選べ」と言われて、バカ正直に正しい選択肢を探すというやり方です。
さらに、その正しい選択肢が教科書、用語集にも載っていないにもかかわらず、覚えようとすることです。
いや、二度と出ないやつでしょ。それ。正しい選択肢をいくら集めても、将来的に当たらないということです。
赤本(過去問)の解説には、
誤文
と表現されているので、そこをよく読んで、教科書・用語集とどこが違うのかを確認しましょう。
青学は、教科書から基本的なものを出しながら、突然に用語集から出すというランダムなパターンがみられます。
カンタン、カンタン、ムズカシイ、カンタン、カンタン…
みたいな感じです。