トマスワンニャン:富増章成

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医療関係のテーマ史

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山川用語集で医療関係をひろってみました。
山川教科書がだいたいわかったという人は、用語集の中の文章を追加していきましょう。
★例によって、赤本と照らし合わせましょう。

医療と関係ないことも、教科書やノートやその他自分の使っている教材に書き込み追加するといいでしょう。

 


6世紀中頃の欽欽明朝にも易・暦・医博士百済から渡来した。 ★段楊爾(だんように)は五経博士

百済亡命貴族
軍事・医学・陰陽・漢詩文などに優れる

P48典薬寮
医薬などをつかさどる官司
医博士、医道(和気氏丹波氏から出た医博士らが、医生らの学生を教えた。

国司の管轄下に博士・医師が教官となる。

 

P132
医書大全』
明の医学書
堺の医師・浅井宗瑞が1528年に翻刻・刊行
日本の医書刊行の最初

 

P152
宣教師ルイス=アルメイダ
外科手術をおこなうなど南蛮医学を伝え、各地に救護施設(救養院)も設けられた。
★これは、その昔、早稲田大学に選択肢で出ました。

 

P160
ケンペル
ドイツ人医師博物学
オランダ商館医師
『日本誌』
その一部を志筑忠雄が「鎖国論」の題で訳す。
★これは試験に出すぎです。

 

P182
山崎闇斎
京都の鍼医の子。
朱子学の南学派
谷時中に学ぶ
垂加神道、崎門学派

 

P190
工藤平助
仙台藩
『赤蝦夷風説考』

 

P191
古医方
名古屋玄医の医説
元・明代の学風を退け、実験を重んじた漢代の医方への復古を説く

山脇東洋
医者・京都の人。
『蔵志』は日本最初の解剖図録(1759年)

 

前野良沢
豊前中津藩医
杉田玄白とともに『解体新書』を訳述

杉田玄白
若狭小浜藩
江戸小塚原の死刑囚の腑分け
前野良沢と『解体新書』
回想録は『蘭学事始

★解体新書の挿絵は、
小田野直武が描いたというのは、その昔、早稲田大学に出ています(教科書の絵の下に載っているから)。

 

大槻玄沢
蘭学の医者

 

宇田川玄随も医者
『西説内科撰要』

 

稲村三伯
鳥取藩医
『ハルマ和解』

 

P192
本居宣長
伊勢松坂の医者

 

P193
安藤昌益
江戸中期の医師・思想家

 

P194
寺子屋(手習所)
牢人・神職・医師・町人が教える。

 

P199
医学館
1765年、幕府直轄の医学校
★神田に設置されていた私塾

 

やっぱ神田はすごいですね。
神田から、秋葉原へ、小川町から神保町に行くと、邪神ちゃんに会えるかもしれません。
しかし、秋葉原とか神保町が試験にでないのは悲しいですね。
小石川養生所とか、後楽園とかは出るわけですよ。

神保町は本とカレーの街ですから、もっと宣伝してもらいたいものです。

 

話は、医者にもどります。

 

P199
桂川甫周
幕府の医者
『北槎聞略』・大黒屋光太夫
これは定番の出題です。

 

P202
高野長英
陸奥水沢の人。
シーボルトに医学・蘭学を学ぶ。

 

P207
宇田川榕庵
蘭学の医師・科学者
化学=セイミ(ケミストリー)
舎密開宗(せいみかいそう)』

 

鳴滝塾
シーボルト、長崎郊外の医学塾

 

P207
緒方洪庵
大坂で開業した医者

 

P224
種痘所(種痘館)
1858年(ゴロ:やっこは、ハリス下田に着任のころ)江戸神田に設立。

 

1861年、西洋医学
1863年、医学所
のち大学東校
東京大学医学部となる


★これは、山川教科書P259の欄外をしっかり読んでおいたほうがいいでしょう。

 

P225
ポンペ
オランダ海軍軍医
★ハズレ選択肢なので、覚えておくと消去できます。

 

P236
大学校
開成学校
東京医学校
1877年、東京大学

このあたりは出すぎですので、ぜひ教科書を確認し、できれば参考書か図録、テキストなどの学校流れ図を見ておくとよいでしょう。

 

 

山川教科書では、

P312 北里柴三郎 ペスト菌 

    志賀潔 赤痢

に注意しましょう。

 


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