山川「詳説日本史」P128
…明は、倭寇対策として国王以外には貿易を認めない方針(海禁政策)をとったため、明との貿易には、明の皇帝から「国王」の称号を得ることが不可欠であった。以後、将軍から明の皇帝に送る公式文書には「日本国王臣源」と署名した。また、暦を受け取ることは、服属を認める象徴的行為であった。
あと、倭寇なんですが、「後期倭寇は中国人などの密貿易者」というのはよく出ますが、その後ですね。
「彼らは、日本の銀と中国の生糸との交易をおこなうとともに、海賊として…」
海賊ばかりやっているわけではないということです。
赤本(過去問)を見てもらうとわかるのですが、難関大の正誤問題は、普通の正誤のときもありますが、こういう注釈(欄外)の細かいところを正誤にしてくるので、難しそうに見えます。
P129の写真(絵)の説明がすごいですね。
「倭寇はすべて日本人らしく描かれている」