山川の教科書
P153
兵庫北関入船納帳
…中世の関所は、軍事的機能をもった古代の関所や、治安・警察的機能をもった近世の関所とは異なり、席線の徴収という経済的機能をもっていた。
★ここは論述でよく出るね!
まあ、普通の問題でも出るけどね。
その下の地図
尾道、兵庫北関があります。
P154
「一遍上人絵伝」(備前国福岡市)は前の共通テストに出てしまったので、私大対策でもう一度見ておきましょう。
…注目されるのは、銭納化とのかかわりである。中世後期でも年貢を現物でおさめていた荘園があったことが「兵庫北関入船納帳」からうかがえるが、多くの荘園では、13世紀後半頃、現物納から銭納への転換がおきている。大量の商品は年貢の銭納化にともない、それまで年貢として領主におさめられていた物資が換金・商品化されたために発生したと考えられる。
なぜ、13世紀後半に年貢の銭納化が進んだのか考えてみよう。
…この価格上昇は、銭の価値の下落、すなわち中国からの宋銭の流入で銭の流通量が増加したために引き起こされた可能性が高い。
★共通テストで、図になっていたところですね。
しかし、共通テストって歴史へのアプローチ好きだな。今回は炭鉱P417だったし。まあ、誰も読まんところだから、出すんでしょう。
私大も同じです。
普通のを出して、誰も読まんところを出して、それから、用語集から出します。
そういえば、誰も読まんところにコラムがありますね。
誰も読まんから、出しやすいんでしょう(差がつくからでしょ)。
P162
島根県…石見銀山遺跡…ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された。石見銀山は大森銀山ともいい、…博多商人神屋(谷)寿禎が朝鮮から「灰吹法」という精錬技術を伝えたこともあった。
とくにポルトガル人は、南米ポトシ銀山の銀を背景に東アジア貿易に乗り出してきたスペイン人に対抗するためにも、日本の銀を必要とした。
…石見銀山も17世紀中頃に銀山としての使命を終えることになった。
ごはんを食べました