トマスワンニャン:富増章成

歴史や思想を知っておくと便利です

北海道の擦文文化・オホーツク文化

北海道は、弥生文化が及ばずに

縄文文化

と呼ばれる食料採集文化が続きますが、

 

世紀以降になると

擦文文化(擦文土器がある)、オホーツク文化(オホーツク式土器がある)がでてきます。これも漁猟・狩猟の文化です。

 

「続縄文文化」(本州は弥生文化)と「擦文文化・オホーツク文化」は時期が違うので注意しましょう。

 

山川教科書(日B309)では、P15に載っています。

 

2017年の早稲田(社会科学)では、

正誤問題のハズレ選択肢として、

「北海道で、…貝塚文化を経て7世紀には擦文文化が成立した」というのがありました。

まあ、貝塚文化(沖縄貝塚文化)は、南西諸島なので、すぐ間違っているとわかるんですが、7世紀を3世紀とか誤りにしてきたら、けっこう気がつかないかもしれません。

 

とにかく、正誤問題は、しれっと間違い選択肢をつくってくるので、赤本(過去問)の選択肢と教科書の文章と照らし合わせて、どのように攻めてくるのかを、はやめに研究しておきましょう。

 

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⭕以下、ムダ話

 

★正誤問題は、「正しいものを選べ」とあっても、「誤っているもの」を消去して、正しいものを解答とします。

最初から、「正しいもの」をさがしてもわからないことが多いです。

 

問題の構造上の話なので、以下の例えで考えてみましょう。

 

問 コンビニについての説明として、正しいものを1つ選べ。

①ローソンでは、電子決済をする際に、店員さんが「ファミペイ払ですか?」と質問する。

②ファミマでは、ローチケを販売しているので、ディズニーのイベントを申し込むことができる。

セブンイレブンでは、「いつもの珈琲 甘さ控えめ」というアイスコーヒーが置かれている。

ミニストップでは、ハンバーガーを買うと、店員さんが「ようこそマクドナルドへ」と言う。

 

【正解】③

 

 

さて、正しいものが瞬間にわかったでしょうか。

セブンイレブンでは、「いつもの珈琲 甘さ控えめ」「「いつもの珈琲 無糖」というアイスコーヒーパックを販売している店舗が多いです。

 

私は知っていますよ。よく買うから。

みなさんの中にも、「知ってる!」という人はいるかもしれません。

 

でも、瞬間的に「『いつもの珈琲 甘さ控えめ』が正しい!とは思わないですよね。

 

①②④が誤っているから、たとえ、「いつもの珈琲 甘さ控えめ」を知らなくても、正解は③だとわかるわけです(無意識のうちに消去法を使っている)。

 

受験の正誤問題も、同じ形式になっています。

 

なのに、「正しいものを選べ」と言われたら、正しいものを探してしまうのはおかしいと思いませんか。

それは、いきなり「いつもの珈琲 甘さ控えめ」がわかったと言っているのと同じなのです。

 

よって、誤っている選択肢を消去して、残ったものを選ぶようにします(たとえその内容を知らなくても)

 

ときに、正しい選択肢がとてつもなく、受験レベルからかけ離れているときがあります。でも、解けるわけです。誤っているものを消去すればいいわけですから。

 

「正しいから試験に出る」と思って、その選択肢をかたっぱしから調べたり覚えたりなんかすると、逆に「試験に出ない」ことを調べたり覚えたりしていることになります(つまり、時間の無駄。本当に注意しましょう)。

 

特に、10年以上前の古い問題は、とんでもなく教科書からかけ離れた選択肢が多いので、赤本で、新しい傾向の問題をやりましょう。