山川教科書(日B309)は、よく読めば読むほど、新たな発見があると思います。
東京都立大では、論述で、「縄文海進で魚介類が身近に手に入るようになる」という答えを書く問題がありました(教科書では、P13に書いてあります)。
あと、青学(文)の論述では、教科書と同じ内容を、旧石器から縄文時代まで長々と書くというのが出ていました。
ちょっと、字数が多いですが、とにかく、教科書の説明をまとめましょう。
私大の論述は、教科書から用語をそのまま抜き出して、つなげて、文章にするという練習をしましょう。
これをやっておくと、普通の問題も解けるようになります。
○青学の論述の教科書に対応しているところ
旧石器時代は氷期と間氷期が交互に繰り返される寒冷な氷河時代(更新世)
人々は広い範囲を移動
動物は大型で、オオツノジカ、ナウマンゾウ、マンモス(P10)
尖頭器などの打製石器で狩猟生活をする
約1万年前の完新世になると気候が温暖化して、植物は針葉樹林から広葉樹林・照葉樹林がひろまる(P11)
大型動物は絶滅し、ニホンシカ、イノシシなど
弓矢や落し穴なども利用(P13)
海面が上昇する海進の結果、漁労が発達(P13)
漁労では釣針・銛の骨角器が使われる。
網の利用で、土錘・石錘(せきすい)を利用した漁法
丸木舟で海洋航海術が発達
竪穴住居は、飲料水の確保にも便利な水辺に近い台地上に営まれた。
青森県三内丸山遺跡のように、集合住居と考えられる大型の竪穴住居がともなう場合もある。(P14)