トマスワンニャン:富増章成

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環状盛土遺構

日本史探求(日探705)山川出版社

 

P12

縄文時代後期から晩期の関東地方などでは、直径が100mにおよぶ範囲に環状に土を盛り上げた環状盛土遺構が知られており、集団が力をあわせておこなった祭祀の遺構だと考えられている。縄文時代も後半になると儀礼の道具や祭祀の施設が発達し、大規模化するなど社会が複雑化していった。