戦後史の出題がどんどん増えているのですが、どうも間に合わないらしいです。
高校でも戦後史は教えてくれないところがある…。
まあ、忙しいですからね。
英語も国語も数学もいろいろあるから。
戦後史がわかるには、
「冷戦」…資本主義国(自由主義国)と社会主義国(共産主義国)について、現代の社会から考える必要があります。
社会主義がわかるには、戦前のマルクス主義のところを早めに読んでおきましょう(山川教科書P330)
マルクス主義と労働運動と労働組合をはやめにやっておきましょう。
学校の授業に合わせないで、どんどん先に進みましょう。
別に、先の方を勉強したからって怒られるわけではありません。
実は、日本史を理解するとは、受験の世界ではマルクス主義を理解するということなのです。これは本当です。
いいのか悪いのかは知りません。
受験の世界では、入試問題がマルクス主義なのです。
自分の目で確かめましょう。
赤本の近現代のところをパラッとやったら、マルクス、社会主義、労働運動がすぐに目につくはずです。
そうすると、縄文時代(貧富の差なし)→弥生時代(貧富の差が発生)の話から始まって、階級のことがずっと出続けていることがわかります。
大王と私有民、豪族と私有民、あと奴隷の話が多いですよね。
それから、貴族と武士、荘園の中の階級、農村の階級、金融資本の話もよく出ますよね。
で、ある一定段階になると、民衆が暴れ出して、上の者を襲い始めます。
一揆とか…。
そのまま、近現代に入って、幕府の封建制(階級社会)が滅んで、自由民権運動のは足になります。ルソーってよく見聞きすると思います。
なんででしょう。
中江兆民(東洋のルソー)など。
そして、産業革命の話になって、メインテーマに突入します。
つまり
資本家(の階級)
と
労働者(の階級)
です。
さらに、
資本主義が高度化すると、海外に植民地をもちます。
この段階が帝国主義(段階)です。
★ローマ帝国が植民地の領域を拡大していたところに起源があります。
帝国主義の段階に入ると、世界大戦が起こります。
すると、人々は「ああ、資本主義が戦争を呼んだのだ」と反省し、
社会主義国家に移行するそうです(私が言っているんじゃなくて、本当にそういう内容なのです)。
世界史には、公式があるということなのです(私が言っているのではありません)。
これが、戦後、冷戦までつながるわけですが、
一応、現代では資本主義が勝利したことになっています。
ところが、環境破壊の問題で、またマルクス主義がブームになってきました。
とにかく、社会主義(マルクス主義)をやっておかないと、日本史は全部わからないということなのです。
つまり、「日本史は理解が必要だ」というのは、各時代の因果関係のみならず、「マルクス主義の理解が必要だ」という、すっごく大きな話なのです。
なんて、理屈っぽいことは、いろいろありますが、
点を取るには、「用語集をめちゃくちゃ丸暗記」の方が即効性はありますね。
残念ながら…。